2020年もいよいよ終わりですが、皆さんはどうでしたか？ 私は去年からチャットモンチーばかり聴いていて、とにかくチャット漬けの1年でした。まあそんなわけであまり他の音楽はメジャーなものしか聴けていないのですが、備忘録程度に書いておいてもいいかな、と思ったので書いておきます。
新曲編
あんまこういう記事立てすると新曲を聴いていないのがバレちゃうんですが、まあ2020年の総まとめということで。
King Gnu『Teenager Forever』
スネアがかっこいいバンドは何やってもかっこいいです。かっこつけながら素直な歌詞を歌うギャップがまた良い。てかアルバム全体として良かった。
赤い公園『オレンジ』
正直新ボーカルの声はあんまり好きじゃなかったのですが、『ジャンキー』あたりでいよいよ石野理子の声に合った曲になってきた！ と思っていた矢先だったんですよね。でもその背景抜きにもいい曲。"時をかけるバンドver."も聴いてみてほしいです。
Hump Back『ティーンエイジサンセット』
Hump Back - 「ティーンエイジサンセット」Music Video
2曲目のティーンエイジ（笑）まあ筆者もteenagerなので。
イントロとCメロが驚かされました。ストレートなパンクっぽさが素敵なバンドですが、Aメロのギターの抜き方についてだけはチャットモンチーの影響を感じます。あと黄色いドラムね。
橋本絵莉子『うらやましいひと(demo)』
『ほとんどチョコレート』と『びろうど』をなんとなく思い出しました。
どんな神様を信じても 一日に一度の日が落ちる
すごいフレーズ。『びろうど』もそうなんですが、でかくて普遍的なことに言及するときでも、あくまで自分の背丈でしか物を語らない姿勢が、説得力を持っています。
そうそう、ドラムの音色でもしやと思い調べてみたら、全楽器をえっちゃん本人が演奏しているらしいとか。すごい。サビ前のスネアだけになるところが好きです。*1
曲編（チャットモンチー）
チャットモンチーについても、今年よく聴いた曲を。
チャットモンチー『ふたり、人生、自由が丘』
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2人への"変身"後って余裕のなさが伝わってくるんですが、アルバムでは『変身』とこの曲が余裕を持って聴けます。明るくて音も厚くて、さらに歌詞も素敵なんです。
こぼれたらすくうよ
落としたら拾うよ
このシンプルな言葉が、どれだけ心強いか。緊急事態宣言下ではずっと『変身』ヘビロテしましたね。
チャットモンチー『例えば、』
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西加奈子さんの作詞ですが、本当に良くて。
ぼくらにまつわる全てのものは ひとつも欠けてはいけなかった 絶対にひとつも
商業路線からの離脱*2とか、"変身"とか、出産とか、決して容易くない道を歩んできた二人に捧げる歌詞ですよこれが。粋だなぁ……。
コロナ禍の苦しい今さえも、きっと僕たち私たちの血肉となってゆくのです。この曲は大袈裟に言えば"生"とか"命"の肯定なんですよね。曲のアコースティックな感じも大好き。
チャットモンチー『My Suger View』
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朝早く、日の登らないうちにベッドで一人でこれを聞くと、なぜか涙がでてくるという。キャッチーではないし、チャットモンチーの中では普通っぽい曲なのに。良さが説明できないけど本当に良いです。
チャットモンチー『愛捨てた』
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スネア、ベース、ギター、あらゆる音が完璧すぎて。
記事にも書きましたが、アウトロのベース→ギターでリフが移るところと、歌詞の素晴らしさだけでご飯が3杯は食べられますね。
チャットモンチー『サラバ青春』
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もうすぐ卒業なので最近ヘビロテしてます。アコースティックの映像しか残っていませんが、この曲の見せ場ってギターソロじゃないですか？ チャットモンチーでこんなに"聴かせる"ギターソロって珍しいですよね。*4ギターの鳴いてる感じがめちゃくちゃ恰好良い。
歌詞の詩性とこのギターソロこそが、やはりポップな他の卒業ソングと一線を画しているのではないでしょうか。
ライブ編
配信ライブと過去映像ですが、しかし4月ごろにはstay homeということで無料配信も結構ありましたね。
サカナクション"SAKANAQUARIUM 光 ONLINE"
配信ライブ。とにかく映像の凄さに圧倒されました。『ワンダーランド』の演出が好きでしたね。サカナクションって青とか黒の、どちらかといえば夜のイメージなんですが、一方で火も似合いますよね。
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銀杏BOYZ『SKOOL KILL』（"ROCK IN JAPAN 2005"）
悲しい事件や争い事が世の中いっぱいあるけど 君のことが大好きだからもう平和なのさ
散々歌ってきて最後にこう変わるのがほんと、泣けます。2005年のロッキンジャパンのライブが相当感動しました。冒頭の語りは賛否あると思いますが、思っていることを言うのがロックだとしたら、それはロックなのではないでしょうか。
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Hi-STANDARD "AIR JAM 2011"
一曲目の『STAY GOLD』、観客席も音も、全てが最高でしたね。その後も続々と名曲をぶち込んできて、「もう勘弁して……」ってくらいのライブでした。行きたかった。
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チャットモンチー『プラズマ』（"七夕ライブ～空まで届け～"）
恥ずかしながらフルコースを中古で入手しまして、特に"デザート"の『惚たる蛍』や『8cmのピンヒール』などの名演が沢山あったのですが、中でも"スープ"のこの『プラズマ』は、もうこの一曲で買ってよかったと思わされました。
CDを聴いた時の感想は「メロディーがコロコロ変わってわかりづらい」だったのですが、そんなことはなく、ライブではえっちゃんの声・楽器の音量・観客の盛り上がり共々終盤にかけて盛り上がってゆき、非常に楽しい一曲だと感じられました。やっぱライブ・バンドって感じですね。
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まとめ
私的にまとめてしまいました。家にいた分、よく音楽を聴いた年だったと思います。みなさんはどうでしたか？
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