くみこんの選ぶ絵本3冊ということで。見かけたのでご紹介を。
短い言葉にこそ宿る力ってものもあるような気がして、そう、長々とこねくりまわさない迫力とでもいいましょうか。絵本や詩画集というチョイスは素敵ですね。
2020年、そしてこれからもまだ気の抜けない日々が続いて行くと思われますが、言葉が何の役に立つのか、といえば、こうして支えになることであり、時に現実的な解決策以上のものを人々に提供してくれます。
サルトルは「文学は何ができるか」という言葉を残していますが、たとえば文学、たとえば音楽、たとえば映画……不要不急だが確実に必要なものたちに、私たちは支えられていたのではないかな、と思うばかりです。
私事ですが、特に緊急事態宣言下は、チャットモンチーの音楽と言葉に助けられた日々で、毎日変わらない部屋の中で鮮やかな世界を教えてくれましたし、おかげで明日を楽しみに思い続けられました。
それに、記事を読んでいて、この高橋久美子という人間を作詞家に仕立てあげたという面でも、チャットモンチーというバンドはなかなかその力に驚かされます。
- 作者:高橋久美子
- 発売日: 2019/12/18
- メディア: 単行本